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周年記念ムービー・社史映像の制作|費用の相場・依頼の流れ・式典のあとも使える映像の条件

周年記念ムービー・社史映像の制作|費用の相場・依頼の流れ・式典のあとも使える映像の条件

「来年で創業50年になる。何か残したいとは思っているが、何から手をつければいいのか分からない」——周年を控えた企業や団体の方から、よくこうお聞きします。記念誌をつくる、式典を開く、記念品を用意する——やることが多いなかで、映像はいちばん後まわしになりがちです。けれど、創業当時を知る方に話していただけるのは、その方がお元気なうちだけ。節目は一度きりで、あとから撮り直すことができません。この記事では、周年記念ムービーや社史映像を制作会社に依頼する際の、費用の相場・依頼の流れ・式典のあとも使える映像の条件を、よくある質問も交えて正直にお伝えします。

■ なぜ周年・節目に映像が効くのか 周年の映像には、社内に向けた意味と、社外に向けた意味の二つがあります。社内でいえば、式典は、創業の世代から入社して数年の社員までが、同じ場所で同じ時間に同じものを見る、めったにない機会です。会社が何を大事にしてきたのかを、年表の数字ではなく、当時を知る方の言葉と表情で分かち合えます。社外に向けては、取引先や地域の方への感謝を伝える形になり、ホームページや採用の場面でも「続いてきた理由」は効きます。求人票に並ぶ条件だけでは差がつきにくいなか、長く続いている会社の空気は、応募を考える方にとって判断の材料になります。もちろん、周年映像をつくれば受注や応募が必ず増えるという話ではありません。ただ、記念誌は棚にしまわれてしまっても、映像は式典で全員が見て、そのあともホームページに置いておけます。そして何より、語れる方がいるうちにしか撮れない——これが、周年の映像でいちばん大きな理由だと思っています。

■ 費用の相場と内訳 周年・社史の映像も、費用は企画・撮影・編集の3工程と、その中身で決まります。TSUNAGU FILMの場合、企画から撮影・編集・納品まで含む映像制作プランは20万円〜が目安です。1日の撮影で代表や創業世代の方のインタビューと、いま働いている現場の様子を押さえ、本編1本にSNS用の短い縦型映像を組み合わせる構成が、最初の1本としては現実的です。複数の拠点をまわる、古い写真やフィルムを取り込んで使う、OBの方を何名も訪ねる、式典当日の記録まで含めるといった内容では、90万円程度まで対応します。費用を左右するのは、撮影日数・撮影場所の数・インタビュー人数・納品本数の4つで、周年映像ではここに、お預かりする昔の素材の点数が加わります。撮影日の追加は1日5万円〜、SNS用の追加リールは1本3万円〜、遠方への出張費は実費です。周年に合わせてホームページも整えるなら、ホームページ制作(15万円〜30万円)や、映像とホームページをまとめて一新する統合パッケージ(28万円〜100万円。別々に頼むと35万円〜のところ、約15〜20%お得)もご用意しています。参考までに、工房で1日撮影し、本編1本+リール2本とホームページ5ページをつくった事例で40〜55万円、複数の場所を2日かけて撮る規模で80〜130万円が目安です。見積もりは「一式いくら」ではなく、何にいくらかかるかを明細で出してくれる会社を選ぶと、あとから追加費用でもめずにすみます。

■ 式典で流す尺と、そのあとも使う尺——古い素材の活かし方 周年の映像でもったいないのは、式典の日に一度流して終わってしまうことです。同じ撮影からつくっても、見せる場所によって必要な長さは違います。式典は、来場された方が席に座って一緒に見てくださるので、5〜8分あっても最後まで届きます。一方、ホームページのトップに置くなら60〜90秒、採用説明会で流すなら2〜3分、SNSなら15〜30秒の縦型——この作り分けを先に決めておけば、1回の撮影から何年も使える形が残ります。そして周年ならではの素材が、手元に眠っている昔の写真やフィルムです。アルバムの写真、8ミリフィルム、ビデオテープ、創業者が写った記念誌の1ページ。写真は取り込んだうえで、ゆっくり寄る・引くといった動きをつけると、映像の中で自然になじみます。大事なのは画質よりも、いつ・どこで・誰が写っているのかという情報のほうです。分かる方がいらっしゃるうちに聞き取りをしておくと、映像の説得力がまるで変わります。もうひとつ気をつけたいのが権利の確認です。昔に他社へ依頼して撮ってもらった映像や、当時使った音楽・写真は、そのまま使ってよいとは限りません。出どころが分かるものから使う、というのが安全な進め方です。

■ 依頼から納品までの流れ ①ヒアリング(使いみち——式典・ホームページ・採用・社内向けの記録——と予算・納期を相談/無料)→②企画(かんたんな年表づくり、どなたに話していただくか、お預かりできる昔の素材の洗い出しまで設計します)→③撮影(半日〜1日)→④編集(初稿→修正→完成。修正は納品前2回まで込み)→⑤納品。納期の目安は3〜6週間です。式典で上映される場合は、会場での映り方の確認まで含めて、開催の3ヶ月前にはご相談いただけると余裕をもって仕上げられます。

創業当時の写真を前に、当時を知る方から話をうかがう様子(イメージ)

■ 周年・社史ならではの撮影の勘所 まず、お話をうかがう順番です。年表を順に追うより先に、いちばん苦しかった時期のことを聞かせていただきます。うまくいった話だけを並べた映像は、どの会社のものも似てしまい、見た方の記憶に残りません。次に、体力への配慮です。創業世代の方へのインタビューは、長くても60〜90分で区切り、必要なら日を分けます。話していただく場所も、会議室より、最初の工場や最初のお店など、当時の場所へご一緒するほうが言葉が出てきます。歩きながら、手を動かしながらのほうが、記憶はよみがえるものです。そして、過去だけで終わらせないこと。いま働いている現場を必ず撮ります。昔の写真ばかりが続くと、終わってしまった会社のように見えてしまうからです。式典当日の記録も残すなら、本番は一度きりなのでカメラは2台が基本になります。壇上の全体と、話される方の表情を同時に押さえるためです。細かいところでは、昔の写真を指さしていただく手元のカット、当時と現在のどちらの肩書きをテロップに出すか、会場のスクリーンの明るさと画面の縦横比——このあたりを先に決めておくと、当日あわてずにすみます。

■ 失敗しない会社の選び方 ①人の話を引き出した映像の実績があるか(周年映像の出来は、撮影の技術より聞き方で決まります)②昔の素材の扱いや権利の確認について、こちらが言う前に話してくれるか③式典で上映するなら、会場の下見や映写の確認まで段取りしてくれるか④式典用・ホームページ用・採用用と、尺の作り分けを提案してくれるか⑤見積もりを明細で出せるか⑥修正回数と納期が、契約の前に書面で示されるか。この6つが揃っていれば、大きな失敗は避けられます。金額だけで選ぶと、話を引き出す時間が削られ、当たりさわりのない映像になりがちです。

■ TSUNAGU FILMについて 私たちは愛知県岡崎市を拠点に、職人・ものづくりの現場、旅館・観光、そして働く人の映像を制作しています。岡崎の老舗・三浦太鼓店さんでは直径3メートルを超える巨大和太鼓づくりに3ヶ月間密着し、岐阜県の福田刃物工業さんでは刃を研ぎ上げる手つきを、石彫の戸松さんでは石と向き合う一日を記録してきました。長く続いてきた仕事の、いまの手元と、その方の言葉を残すこと——周年・社史の映像で必要になるのは、まさにこの仕事です。代表は小学校の教員を20年務めてきました。人の話を引き出し、専門的な内容を知らない方に分かる言葉へ置き換えること。大切にしているのは「立派に見せること」より「その会社の、いつもの空気が伝わること」です。全国どこでも出張撮影が可能です。

■ よくあるご質問

Q. 創業者が高齢で、長い時間の撮影は難しそうです。 A. 1回のインタビューは60〜90分で区切り、必要なら日を分けます。会社ではなく、ご自宅でうかがうこともできます。台本を読み上げていただく必要はありません。こちらから質問し、答えていただいたなかから要らない部分を落としていくほうが、その方らしい言葉が残ります。

Q. 式典の日程がもう決まっています。間に合いますか? A. 納期の目安は3〜6週間です。式典で上映される場合は、会場での映り方の確認も含めて、3ヶ月前にはご相談ください。日程が迫っている場合は、式典用の本編を先に仕上げ、ホームページ用や採用用の短い尺を後から納品する進め方もできます。

Q. 社歌や、当時はやっていた曲を使いたいのですが。 A. 音楽には著作権があり、映像に入れて公開する場合は曲ごとに許諾の確認が必要になります。確認が取れない場合は、当時の雰囲気に近い楽曲をこちらで選んでご提案します。ただし私たちは法律の専門家ではないため、最終的な権利の判断は、権利をお持ちの方や専門家にご確認ください。

まだ漠然とした段階でも構いません。式典で流す1本をつくりたいのか、創業世代の話を記録として残しておきたいのか、周年をきっかけにホームページまで一新したいのか——使いみちと費用感も含めて、一緒に考えます。周年記念ムービー・社史映像をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。

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