通販・ネットショップの商品動画・映像制作|費用の相場・使える補助金・依頼の流れ・手に取った感じが伝わる映像の条件

「通販のページに写真は並べた。でも、手に取った感じや使っているところが伝わらない」「問い合わせで、大きさや質感ばかり聞かれる」——自社の通販サイトや楽天・Amazonなどのモールで商品を売っている会社の方から、よくこうお聞きします。お店なら手に取って確かめられることも、画面の向こうのお客さまには分かりません。この記事では、通販・ネットショップに載せる商品動画を制作会社に頼むときの、費用の相場、使える補助金(2026年11月3日時点)、依頼の流れ、「この会社から買いたい」が伝わる映像の条件を、正直にお伝えします。
なぜ通販・ネットショップに商品動画が効くのか
通販のお客さまが買う前に迷うのは、だいたい同じところです。思っていたより小さくないか。質感は写真のとおりか。どうやって使うのか。写真と文章で一つずつ説明することもできますが、手に持ったときの大きさ、ふたを開けるときの動き、使っているときの音は、数十秒の動画のほうがずっと早く伝わります。もう一つは、つくっている会社の顔が見えることです。同じような商品がいくつも並ぶ中で、工場や工房で手をかけている様子、代表の方が何を大事にしているかが見えると、値段だけで比べられにくくなります。法人のお客さまに向けても同じで、卸先や取引先の担当者に商品を紹介するとき、動画のリンクを一つ送るだけで、見本を持って行かなくても使い方まで見てもらえます。もちろん、動画を載せれば必ず売上が増えるという話ではありません。ただ、一度撮った映像は、商品ページ、SNS、商談、展示会と、何年も使い回せます。
通販の商品動画制作の費用相場と内訳
費用は、企画・撮影・編集の3つの工程と、その中身で決まります。ツナグfilmの場合、企画から撮影・編集・納品まで含む映像制作プランは20万円〜が目安です。1日の撮影で、主力の商品を中心に使い方と質感を見せる本編1本と、商品ページやSNSに載せる短い縦型の動画を組み合わせる形が、最初の1本としては現実的です。商品の数が多い、工場での製造の様子やつくり手のインタビューまで入れる、季節ごとに撮り分けるといった内容では、90万円程度まで対応します。金額を左右するのは、撮影日数・商品の数・撮影場所の数・納品本数の4つです。撮影日の追加は1日5万円〜、商品ごとの短い動画の追加は1本3万円〜、遠方への出張費は実費、海外のお客さま向けの英語字幕は2万円〜です。通販サイトそのものも整えるなら、ホームページ制作(15万円〜30万円)や、映像とホームページをまとめてつくる統合パッケージ(28万円〜100万円。別々に頼むと35万円〜のところ、約15〜20%お得)もあります。目安として、撮影1日で本編1本と短い動画2本、ホームページ5ページをまとめてつくる組み合わせで40〜55万円、複数の場所を2日かけて撮る規模で80〜130万円です。見積もりは「一式いくら」ではなく、何にいくらかかるかを内訳で出してくれる会社を選ぶと、あとから追加の費用でもめずにすみます。
通販の商品動画制作に使える補助金(2026年11月3日時点)
商品動画や通販サイトの費用に使える国の制度で、いま申し込みを受け付けているのが「小規模事業者持続化補助金(一般型・通常枠)」の第20回です。以下は、2026年11月3日に、公表されている募集の案内(公募要領・第8版)で確かめた内容です。かかった費用の3分の2、上限50万円までが補助されます(条件を満たすと上限の上乗せがあります)。申し込みの受付は2026年11月5日から12月15日17時まで。申し込みには地元の商工会議所か商工会に出してもらう書類が必要で、その依頼の締め切りは12月4日です。対象は従業員の少ない会社や個人事業主で、常時雇っている従業員が、小売などの商業・サービス業は5人以下、製造業などは20人以下です。通販は、この補助金と相性のよい使いみちです。自分の通販サイトに載せる動画・写真やページづくりは「ウェブサイト関連費」、商品を宣伝するための動画は「広報費」に入ります。知っておきたい決まりが4つあります。①どちらの費用も、補助金として申し込めるのはそれぞれ30万円(税込)まで。ウェブサイト関連費は、それだけでは申し込めず、ほかの費用と組み合わせる必要があります。②会社紹介だけの映像や求人用の映像は対象外です。③結果の発表は2027年3月ごろの予定で、補助が正式に決まった日より前に頼んだり支払ったりした分は対象になりません。④費用はいったん全額を自分で払い、補助金はあとから受け取ります。つまり、この補助金を使うなら、撮影は早くても2027年の春より後になります。通るかどうかは審査で決まり、必ず受け取れるものではありません。制度の内容は変わることがあるので、申し込む前に、最新の案内と、お近くの商工会議所・商工会で必ずお確かめください。
自社通販・モール・SNSでの商品動画の使い分けと表示の注意
動画は、置く場所によって役割が変わります。商品ページでは、最初の数秒で大きさと使い方が分かること。音を出さずに見る人も多いので、字幕を入れておきます。楽天やAmazonなどのモールは、載せられる動画の長さや形式がそれぞれ決まっていて、ときどき変わるので、撮る前にいまの決まりを確かめて、それに合わせて書き出します。SNSには15〜30秒の縦型を、自社サイトのトップや商談の場には、つくっている現場と代表の方の言葉が入った60〜90秒ほどの1本を置きます。1回の撮影から、これらを作り分けておくとむだがありません。注意したいのが見せ方と言葉です。実物より大きく、きれいに見せすぎると、届いたときの「思っていたのと違う」につながり、返品や低い評価のもとになります。食品や化粧品、健康にかかわる商品で、体への効き目があるかのように言い切ることは、法律の面から避ける必要があります。また、インフルエンサーなどに頼んだ紹介動画で、広告であることを隠すと、景品表示法の決まりに反します。映像で伝えるのは、実物のままの姿と、つくっている人の考え。そこにしぼったほうが、結果として信頼につながります。
依頼から納品までの流れ
①ヒアリング(使いみち——商品ページ・モール・SNS・商談——と、撮りたい商品、予算・納期を相談/無料)→②企画(商品ごとに、お客さまがよく迷うところを伺い、何をどの順で見せるかを決めます)→③撮影(工房や工場、または使う場面に近い場所で半日〜1日)→④編集(初稿→修正→完成。修正は納品前2回まで込み)→⑤納品。納期の目安は3〜6週間です。新商品の発売やセール、お歳暮・お中元の時期に合わせたい場合は、2〜3ヶ月前にはご相談ください。

商品動画ならではの撮影の勘所
まず、大きさです。商品だけを撮ると、大きさが伝わりません。手に持つ、机の上の身近なものと並べる、使う場所に置くなど、くらべるものを入れて撮ります。次に、質感です。器の釉薬、布の織り目、食品の照り。光の向きを少し変えるだけで、写真では伝わりにくい手ざわりが見えてきます。三つ目は、使っている場面です。急須ならお茶を注ぐところ、かばんなら物を出し入れするところ。お客さまが自分の暮らしの中で使っている姿を思い浮かべられるかどうかで、伝わり方が変わります。四つ目は、色です。画面の色が実物とずれると、届いたときの違和感につながります。撮影のときに実物と見比べ、編集でも実物の色に合わせます。
失敗しない会社の選び方
①商品や人の手元をていねいに撮った実績があるか②お客さまがよく迷うところ、問い合わせの多いところを、企画の前に聞いてくれるか③商品ページ・モール・SNS・商談と、使う場所ごとの作り分けを提案してくれるか④実物どおりに見せること、効き目をうたう言葉の扱いについて、こちらが言う前に話してくれるか⑤見積もりに内訳があり、撮影日数・商品の数・撮影場所・納品本数の条件がはっきりしているか⑥修正の回数と納期が、契約の前に書面で示されるか。加えて、売上や注文数が増えると約束するような話にはご注意ください。結果は商品や値段、時期、売る場所の状況に左右されるもので、確かなことを言える人はいません。
ツナグfilmについて
私たちは愛知県岡崎市を拠点に、職人・ものづくりの現場、旅館・観光、そして働く人の映像を制作しています。岐阜県の福田刃物工業さんでは刃を研ぎ上げる手つきを、石彫の戸松さんでは石と向き合う一日を、その人の言葉とともに記録してきました。通販の商品動画を専門にしてきた会社ではありません。そのかわり、ものと、それをつくる人の手元を、時間をかけて撮ってきました。商品のよさは、つくっている人の手つきと言葉から伝わることが多いと考えています。代表は小学校の教員を20年務めてきました。カメラの前で緊張している方に声をかけて、ふだんどおりの言葉を引き出すこと。そこが、つくり手の顔が見える商品動画の仕上がりを大きく左右します。岡崎とその近くの会社であれば、工場や工房に何度か通う撮影も組みやすいのが、地元の会社の強みです。全国どこでも出張撮影が可能です。
よくあるご質問
Q. 商品が多くて、全部を動画にする予算がありません。 A. 最初から全部を撮る必要はありません。よく売れている商品や、問い合わせの多い商品から始めて、反応を見ながら増やしていく形をおすすめしています。1日の撮影で、複数の商品の短い動画をまとめて撮ることもできます。
Q. スタッフがスマートフォンで商品を撮っています。プロに頼むと何が違いますか? A. 新しい商品をすぐに載せる、日々のSNSに出すといった用途は、スマートフォンで十分です。違いが出るのは、主力の商品ページやサイトのトップに長く置く1本です。光の当て方で質感がどこまで見えるか、色が実物とどれだけ合っているか、どの順で見せれば迷いが解けるかで、同じ商品でも伝わり方が変わります。毎日の投稿はスマートフォン、長く使う1本はプロに、と分けて考えるのがおすすめです。
Q. 補助金の申し込みも手伝ってもらえますか? A. 申し込みの手続きは、ご自身と、地元の商工会議所・商工会で進めていただく形になります。私たちは、申し込みに必要な見積書を内訳つきでお出しし、映像をどこでどう使うかの整理をお手伝いします。
Q. 撮った動画は、モールにも自社サイトにも載せられますか? A. はい。納品の前に、載せたい場所をうかがい、それぞれの決まりに合わせた長さと形で書き出してお渡しします。モールの決まりは変わることがあるので、載せる前にいまの決まりを一緒に確かめます。
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まだ漠然とした段階でも構いません。商品ページに載せる短い動画がほしいのか、つくり手の顔が見える1本をサイトに置きたいのか、取引先に紹介するための動画がほしいのか——使いみちと費用感、補助金が使えそうかどうかも含めて、一緒に考えます。通販・ネットショップの商品動画をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。
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