製造業・工場のホームページ制作|費用の相場・依頼の流れ・取引先に選ばれるサイトの条件

「取引先から『御社のホームページを見ました』と言われたことが、ほとんどない」——製造業・工場の経営者の方から、よくこうお聞きします。製造業・工場のホームページ制作は、お店や飲食店のサイトづくりとは求められるものが違います。見に来るのは一般のお客さまではなく、発注先を探している購買・技術の担当者と、応募を迷っている求職者だからです。この記事では、製造業・工場がホームページ制作を依頼する際の、費用の相場・依頼の流れ・取引先に選ばれるサイトの条件を、工場や工房の現場に入って撮ってきた立場から、よくある質問も交えて正直にお伝えします。
なぜ製造業のホームページは「あるだけ」では効かないのか
新しい取引先を探す担当者は、まず検索し、何社かを見比べ、そのうちの数社にだけ問い合わせます。そのとき見られているのは、会社の沿革や代表挨拶ではありません。どんな材質を、どんな方法で、どのくらいの大きさと数量まで加工できるのか——つまり「うちの困りごとを頼めるかどうか」です。ここが書かれていないサイトは、比べる土俵にすら乗りません。採用でも同じことが起きます。求人票に並ぶ条件だけでは、どんな人たちが、どんな現場で働いているのかは伝わりません。応募する側は、職場の様子が分からないまま決めることを不安に感じます。ただし、ホームページを新しくすれば必ず引き合いが増える、という話ではありません。決まるのは、載せる情報の中身と、その見つけやすさです。逆にいえば、そこを押さえれば、規模の大きさとは関係なく比べてもらえるようになります。
製造業のホームページ制作の費用相場と内訳
TSUNAGU FILMの場合、ホームページ制作は15万円〜30万円が目安です。5〜8ページ、スマートフォン対応、公開までのサポートを含み、納期の目安は3〜5週間。会社概要・設備・加工事例・採用・お問い合わせという、製造業に必要な最低限の構成であれば、この範囲で収まります。写真や動画も一緒に用意するなら、ホームページと映像をまとめてつくる統合パッケージが28万円〜100万円です。ホームページ一式に、トップページ用の映像1本とSNS用のリール3本が付き、撮影は1〜2日、納期は6〜10週間。別々に頼むと35万円〜のところ、まとめると約15〜20%お得になります。映像だけが必要なら、映像制作プランが20万円〜90万円(納期3〜6週間)です。追加のリールは1本3万円〜、撮影日の追加は1日5万円〜、遠方への出張費は実費、ホームページの英語対応は5万円〜、映像の英語字幕は2万円〜。費用を左右するのは、ページ数・撮影の有無と日数・英語対応の有無・公開後の更新をどうするかの4つです。なお、ホームページ制作では写真を支給するのが前提になっていることが多く、その場合、写真の用意は御社の仕事として残ります。見積もりを比べるときは、撮影が含まれているかどうかまで見てください。補助金については、小規模事業者持続化補助金やものづくり補助金など、ホームページの制作費が対象になる制度があります。ただし対象の範囲も金額も年度ごとに変わりますので、最新の公募要領や、お近くの商工会議所・商工会でご確認ください。申請に必要な見積書はこちらでご用意できます。
工場のホームページは、載せる写真で決まる
製造業のサイトで、いちばん差がつくのは文章ではなく写真です。スマートフォンで撮った暗い現場の写真、カタログから切り出した古い画像、海外の工場が写ったフリー素材——どれも「この会社に頼めそうだ」という気持ちにはつながりません。撮っておきたいのは次の5つです。①加工しているその瞬間の手元(火花、切粉、溶けた金属の色)②主要な設備の全景(機械の名前や加工できる寸法が分かる角度で)③加工した品物そのもの(暗い背景に置くと、面の仕上がりと質感が出ます)④働いている人の表情⑤工場の外観と入口。とくに①と③は、言葉で「高精度」と百回書くより伝わります。撮影の段取りも、製造業では少し特別です。稼働を止めずに撮ること、図面や取引先名が写り込まないこと、立ち入ってよい範囲を先に決めておくこと。油や粉じんのある場所では、機材の扱いにも気を配ります。そして、同じ日に動画も押さえておくと無駄がありません。加工の一瞬の動きは、写真より動画のほうが伝わります。トップページに10〜20秒の短い映像を音なしで置いておくだけでも、はじめて訪れた方の理解は変わります。仕事中にスマートフォンで見る方が多く、音を出せない場面がほとんどだからです。
依頼から公開までの流れ
①ヒアリング(目的——新規の取引先を増やしたいのか、採用なのか、既存のお客さまへの信頼づくりなのか——と予算・納期を相談/無料)→②設計(ページの構成と、載せる技術情報の洗い出し。ここがいちばん大事な工程です)→③撮影(半日〜1日。写真と動画を同じ日に押さえます)→④制作(デザイン→実装→ご確認)→⑤公開(公開後の設定までサポートします)。納期の目安は、ホームページ単体で3〜5週間、映像も含む統合パッケージで6〜10週間です。

製造業のサイトに載せる情報の勘所
まず、対応できる加工と材質を、担当者が使う言葉で書くことです。社内だけで通じる呼び方しか書かれていないと、探している人の検索に引っかかりません。切削、旋盤、マシニング、板金、溶接、表面処理——自社の得意を、相手の言葉に翻訳して並べます。次に設備の一覧です。機械の名称・台数・加工できる寸法を、PDFの中ではなくページの本文に書いておくと、見つけてもらえる確率が上がります。加工事例も同じで、材質・寸法・数量・納期・用途まで書けると比べやすくなります。出せない案件が多いのは当然ですので、出せる範囲で構いません。品質への取り組み(検査の設備や認証を取っていればその内容)は、はじめて取引する相手にとって安心の材料になります。問い合わせの入口は、できるだけ軽くしてください。図面を添付できるフォームがあると、そのまま相談が来ます。電話番号は小さくしない。そして採用のページは、取引先向けのページとは分けることをおすすめします。読む人がまったく違うからです。最後に、スマートフォンで見られる前提で作ること。現場から片手で見る方は、思っているよりずっと多いです。
失敗しない制作会社の選び方
①工場まで来て撮影できるか(写真は支給してください、が前提になっていないか)②打ち合わせの早い段階で「どの加工を、どう見せるか」という中身の話が出てくるか③公開したあと、自社で直せる形になっているか。更新を頼む場合はいくらかかるか④見積もりを明細で出せるか⑤納期と、修正できる範囲が契約の前に書面で示されるか⑥図面や取引先名など、外に出せない情報の扱いを、こちらが言う前に確認してくれるか。この6つが揃っていれば、大きな失敗は避けられます。安さだけで選ぶと、写真の用意も原稿づくりも自社の負担として残り、結局いちばん時間のかかる部分が手つかずになりがちです。
TSUNAGU FILMについて
私たちは愛知県岡崎市を拠点に、職人・ものづくりの現場、旅館・観光、そして働く人の映像とホームページを制作しています。岐阜県の福田刃物工業さんでは刃を研ぎ上げる手つきを、石彫の戸松さんでは石と向き合う一日を、岡崎の老舗・三浦太鼓店さんでは直径3メートルを超える太鼓づくりに3ヶ月間密着して記録してきました。つまり、工場や工房に入って撮ることが、私たちのいちばんの本業です。ホームページと映像を同じ手で設計できるので、写真の支給をお願いする必要がありません。代表は小学校の教員を20年務めてきました。専門的な加工の話を、はじめて見る方に分かる言葉へ置き換えること——製造業のサイトでは、そこが問い合わせの数を左右します。全国どこでも出張撮影が可能です。
よくあるご質問
Q. 写真はこちらで用意しないといけませんか? A. 必要ありません。撮影からご一緒します。すでにお持ちの写真があれば、使えるものは使います。
Q. 工場の稼働を止められないのですが。 A. 止めずに撮ります。ふだんどおり動いている現場のほうが、かえって良いものが撮れます。立ち入ってよい範囲と、作業の邪魔にならない立ち位置を、現場の責任者の方と事前に確認したうえで撮影します。
Q. 図面や取引先の名前が写り込むのが心配です。 A. 撮影の前に、映してよい範囲をご相談して決めます。うっかり写り込んだものは編集で処理できますし、公開の前に必ずご確認いただきます。
Q. 公開したあと、自分たちで更新できますか? A. 更新しやすい形でお作りします。お知らせや加工事例の追加など、どこをご自身で触れるようにしておくかは、ご相談のうえで決めましょう。難しい部分はこちらで承ります。
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まだ漠然とした段階でも構いません。新しい取引先に見つけてもらいたいのか、採用を強くしたいのか、古くなったサイトを作り直したいのか——使いみちと費用感も含めて、一緒に考えます。製造業・工場のホームページ制作や、工場の撮影をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。
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